武士の文

  〜戦国おとぎ話〜



あらすじ

時は戦国、嵐の時代。
互いの領土を求め、小国同士による小競り合いが続いていた。
そんな小国の一つに、成田の国があった。
成田の国に住む実直な青年、浅沼春吉もまた武士として、小さな戦へと駆り出されていた。
戦に勝利し、帰りの道中に立ち寄った茶屋で、春吉は看板娘の桜と出会う。
桜の可憐な姿に一目ぼれをした春吉は、友人の進二郎の機転により、文を交わすことになった。
からかいつつも応援する友人たちに囲まれながら、春吉は文を通して、緩やかに桜と思いを交わしていく。
これは、乱世の時代に文がつないだ、小さな恋と友情の物語。

品書

武士の文〜戦国おとぎ話〜

頒布場所:2016年4月24日(日)M3-2016春
第一展示場 L16-b「secret sugar」
スリムケースCD1枚(本編ボイスドラマ約60分+主題歌収録)
イベント頒布価格:500円

目録

一.茶屋での出会い//二.愉快な幼馴染たち
三.安息のひと時//四.筆をとって
五.迫る戦乱の予感//六.武士の本分
七.心つないで//八.春風の想い唄
九.コメントボイス

試聴

一.「茶屋での出会い」より     保存

主題歌「春風の想い唄」     保存

同時頒布:砂糖の国のわたあめ姫(旧作:2015春M初出)

人物

浅沼春吉(あさぬまはるよし) 小国の成田家に仕える若武士。
真面目で、朝稽古を欠かすことなく、勉学にも励む努力家。
何事にもひたむきな性格から周囲から愛されており、将来を有望視されている。
生真面目さゆえに色恋沙汰に縁がなかったため、桜に一目惚れをしたものの
その思いを持て余し、動揺することが多々ある。
桜(さくら) 街道にある茶屋の一人娘で、看板娘。
柔らかい物腰と優しい笑顔により、長旅で疲労した客を癒している。
病気がちな母をもち、父と二人で店を切り盛りしている。
そのため自身を考えることがなく、色恋沙汰に縁がなかったが、一途に思いを
伝えてくる春吉との文に心地よさを感じている。
矢野進次郎(やのしんじろう) 春吉の親友で、同じく成田家に仕える武士。
春吉とは逆に細かいことは気にせず、何より楽しいことを優先する遊び人。
友達思いで、春吉をいじることを生きがいにしながらも、必ずフォローは欠かさない。
自らの経験を活かし、春吉の恋路を応援する。
成田重利(なりたしげとし) 春吉が仕える成田家の次男。
家のことは兄に任せ、自身は恵まれた体格を活かし将軍として活躍している。
春吉や進次郎の上司で、幼なじみでもあり、戦の師匠でもある。
将軍となってからは、軍を率いるという立場を意識し、二人とは少し距離を置いているが、
進次郎から一連の話を聞き、春吉をいじりながらも協力しようとする。

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